初めて訪れた6月の天河。水を祭って来た天河の地が本来の姿を現す、
そんな季節が梅雨の時期かもしれません。
胎蔵界とも呼ばれるこの地はまさにこの季節、羊水の中で浮かんでいる胎児のごとく時間が外れてしまいます。
こうして日常の時間軸を外すことにより、魂の時間軸が戻ってきます。
この季節にしか咲かないオオヤマレンゲ。
境内で清楚な姿を見せてくれました。天女にもたとえられるこの花は弥山に群生している高山植物で国の天然記念物にも指定されています。
本来標高1,400mで咲くこの花は標高700メートルの天河神社が低限地だそうです。
開花すると1日で枯れてしまうらしい花の運命にもまた心引かれます。
咲くタイミングも散るタイミングも心得ているオオヤマレンゲは自分が咲ける場所を選び命の繋がりを繰り返しています。
かくありたい私たちは自分で動くということも選択できる生き物です。
にもかかわらず、どう咲きたいかを知らずして咲く場所を求めている生き物が私たちかもしれません。
天河はそんな私たちの魂がどう咲きたいのかを思い出すヒントをくれるように思います。
ゼロ地点である天河は時間をはずし、プランをはずし、観念をはずしながら、生まれ変わりあらたなスタートを切る場所、リバーシングポイントです。
天河の地を後にする時、魂の原点を再び体と心に埋め込み、
「オギャー」と産声をあげるのです。
ワーク参加者の皆様へ
福島、神奈川、浜松、広島からの参加者がそれぞれに描いた曼陀羅絵の中央で、無邪気さと叡智と愛と喜びを渦にしてひと柱を立て、人曼陀羅が咲きました。
これによって13曼陀羅が完成しました。
12という数字が宇宙を表し、13番目を中央に配置することで宇宙を統合する精神の覚醒極みが開かれたように感じます。
世界の少数の人間がエゴによって13という数字の本来の数霊を隠匿してきたわけですが
忌み嫌らう数字としての隠れ蓑ははぎ取られ、白日の下にさらされたことへ感動をおぼえます。
心から感謝申しあげます。
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